【西洋医学】と【東洋医学】ってなんだろう?

この記事を読んで分かること。
  • 西洋医学と東洋医学についての歴史と特徴
  • 西洋医学と東洋医学の比較まとめ
  • 筆者の考え

どうしてこのふたつを知らないといけないの?

SHINYA

自分の受けるべき場所を知っておくためだよ!

目次

西洋医学ってなんだろう?

西洋医学の歴史

歴史は古代ギリシャ(ヨーロッパ)から始まっています。

日本へは安土桃山時代に伝わりました。

起源であるヒポクラテスという名前は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

現在では、「現代医学」「近代医学」と呼ばれたりもします。

国家資格であり、臨床医になるには大学に通い臨床経験を2年間積む必要があります。

西洋医学の特徴

西洋医学とはいわゆるお医者さんが行う治療を指します。

ここ日本では整形外科、内科、小児科、耳鼻科、脳神経外科、産婦人科など様々な場所がありますね!

分野が分かれているため、とても専門性が高いのも特徴になります。

基本的には急性症状(最近おこった症状)や、今ある症状を抑える対症療法が多くなります。

診察や検査をして、目的に応じて投薬(お薬の処方)、リハビリ、手術などを行います。

そして、エビデンス(実験、調査などの研究結果を基にした科学的根拠)が重要視される事が多いです。

処方されたお薬を薬剤師の方が調合してくれます。薬局や病院の近くにありますね!

リハリビでは、医師の指示のもと作業療法士理学療法士の方達が現場でお手伝いをしています。

また、接骨院では捻挫、打撲、挫傷、骨折や脱臼の応急処置などを柔道整復師の方達が対応しています。

東洋医学ってなんだろう?

東洋医学の歴史

主に中国から始まり、今から約2,000年前に初めて黄帝内経(こうていだいけい)

という医学書が成立したのが始まりとされています。

最初はさすったり、抑えたりするという所から始まり、悪霊を取り払う呪術的な医療へと進みます。

そこから中国医学(中国)、漢方医学(日本)、韓医学(朝鮮半島)に分かれていきます。

これらをひとまとめにしたものが現在では東洋医学と呼ばれています。

日本では1950年に日本東洋医学会が設立しています。

国家資格である鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師は3年間専門学校や大学に通う必要があります。

現在日本では現代中医学経絡の大きく3つの流派に分かれていて考え方が異なります。

東洋医学の特徴

東洋医学と西洋医学の大きな違いは症状だけでなく、患者さんの体質まで診るところです。

これは未病治という言葉があり「未だ病にならず」→病気にならないように予防する。

という所から来ており、体質を改善し緩やかに状態を変化をさせます。

患者さんの状態を診るために、暑がり寒がりなどの体質、食べ物の好き嫌いなども聞き

お腹の固さ、手首から脈を測り、舌や肌の色などを見て総合的に判断し決めます。

なので、同じ症状の方が来られても治療方法が異なることが多々あります。

東洋医学独特の考え方として、の流れ、五行陰陽経絡経穴(つぼ)などがあります。

この考え方は今までの経験の積み重ねを重要視しており、授業でも歴史を学ぶ事が多くあります。

「五臓六腑」に染み渡るや、「女性は7の倍数​」「男性は8の倍数」など聞き馴染みのある言葉も

実は東洋医学からの言葉なのです。探してみると日常生活気づかれずに浸透していることが分かります。

下の図は陰陽と五行の考えをイラストにしたものです。こちらも見たことあるのではないでしょうか?

まとめ

西洋医学
東洋医学
  • ヨーロッパから伝来
  • 大学医学部に4年間通う
  • 国家資格
  • 急性症状、病気などが得意
  • 投薬など対症療法がメイン
  • エビデンスなどを基に考える
  • それぞれの専門性が高い
  • 画像診断などで判断する。
  • 中国から伝来
  • 専門学校などに3年間通う
  • 国家資格
  • 慢性症状が得意
  • 体質改善、予防などがメイン
  • 今までの経験を基に考える
  • 3つの大きな流派に分かれる
  • 患者さんの体質で判断する。

筆者の考え

まとめでも出ましたが、それぞれ得意、不得意な事があります。

直近でケガや骨折、病気などになった場合は病院へ行き診断を受けるようにしましょう。

痛みがでている状態を放置するのは肉体的にも精神的にも悪影響です。

ですが、もし今ある症状が慢性化(3ヶ月以上)改善が見られない時、全身に影響している事があります。

その場合は東洋医学で体質改善を行い、これ以上悪化しないよう予防し治癒力を上げるようにしましょう。

体質を変えますので時間はかかりますが、必ず変化が起こります。

このお互いの得意な部分で補いあうのが、今の医療では理想的なのではないかと考えます。

今あるあなたの症状はいつからですか?

適切な場所に相談をされているでしょうか?

この機会にもう一度体の状態を見つめ直すのも良いかもしれません。

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